日本画ワークショップ

日本画ワークショップとは

ワークショップとは作品を簡略化して
ちょっとだけ味わおうというイベントです。

私が従来の日本画の技法を使って初心者に
向けて作りなおしたものです。

初心者でも簡単に日本画に触れることが出来ます。

日本画は「難しい」「面倒臭い」など敷居の高い
イメージがあります。

そのイメージを払拭するために始めたものです。

日本画ワークショップの活動

以前より私は時々、「日本画ワークショップ」
ギャラリー等で行っていました。

プレスリリースを送ったところ、「日本画ワークショップ」は
新聞に掲載されたりして、参加者達からは楽しいと評判でした。

敷居の高い日本画をより簡単に体験できる
イベントなのです。

内容は「もみ紙」「銀箔焼き」「盛り上げ胡粉」
「擦りだし」「裏箔」「砂子」です。

どれも簡単に体験できます。
何を描いても自由なので参加者のセンス
問われます。

自由な制作にみんなは夢中になっていました。

しかし、リアルなワークショップは限界が
あります。

日本画ワークショップの本の出版

そこで私は、「日本画ワークショップ」という
本を出版しました。

マガジンランド社から出版しました。

出版の経緯は、個展に来ていただいた編集者の方に
ご相談したのです。

企画書を書いて提出しました。
そうしたら、出版OKが出ました。
今、日本画は注目されているのです。

出版は大変でした。何しろ編集者が日本画を
全く知らない状態でしたので、編集者の方の
勉強からでした。

実際の撮影は緊張してしまいました。手だけ
なのですが、絵を描いているところを撮られるのは
初めてで、取り掛かる前はかなり時間を要しました。

でも始まってしまったら、サクサクと滞りなく
進んでいきました。

校正・デザインと進んでいくとどんどん形になってきました。
さすがはプロの編集者。私の意見などはほとんど
反映されることなく、完成しました。

そして完成した本はAMAZONで販売されました。

約3年ほどで完売になり、今は電子書籍になって販売
されています。

日本画ワークショップの本の出版後

この本の印税は頂きましたし、この本が
巻き起こした現象は数多くあります。

まず、ロシアの方からメールが届きました。
日本語でしたがこの「日本画ワークショップ」
を見て、もみ紙をしてみたとのことでした。

きれいなバラの絵とともにバックにもみ紙
施されていました。メールアドレスからも
ロシアから送られたことがわかりました。

また、この本が出来る前でしたが、イギリス在住
の日本人画家の方から「日本画ワークショップ」を
申し込まれました。

日本に帰省するときに日本画を学びたいとのことでした。
日本画の道具一式お持ちで特に用意するものがなかった
ぐらいです。

イギリスの美術大学の大学院を出られている
らしいのですが、イギリスでは日本画を学ぶところが
なかったようです。

「もみ紙」「砂子」「銀箔焼き」「裏箔」「擦りだし」
「盛り上げ胡粉」と一通り習っていかれました。

彼女の作品にどう影響したかはわかりませんが、
私にとってもいい経験でした。

また、近くの画材屋さんにこの本を置いていただいたところ
別の絵画教室から「日本画の先生になってほしい」との依頼
がありました。それは、現在でも続いています。

先日も「日本画ワークショップ」を私のHPで見つけて、
何人も受講されていきました。

みんな楽しそうで、ドキドキワクワクしていたみたいです。
ワークショップにはそんな魅力があります。

そしてみんな、ワークショップの後、私の絵画教室に入会して
いかれました。

各地での日本画ワークショップ

「日本画ワークショップ」は各地で行われています。
鎌倉市の鏑木清方記念美術館では、緑青を使っての日本画
ワークショップが行われています。
日本画ワークショップ | イベントカテゴリ | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 (kamakura-arts.or.jp)

バイリンガルで日本画を教える先生もいます。
京王・小田急沿線の「<オンライン/対面>日本画ワークショップ(バイリンガル)」by Tanikawa Maria | ストアカ (street-academy.com)

北鎌倉でも「日本画ワークショップ」を教えています。
日本画体験ワークショップ – 北鎌倉たからの庭 (takarano-niwa.com)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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