色彩心理とは何だろう?~黄色編~

色彩心理とは何だろう?~黄色編~

黄色は、有彩色の中で一番明るい色です。
黄色というと「幸せ」「希望」などポジティブな
イメージがあります。

「黄色」はコーポレートカラーにも数多く
使われています。例を挙げましょう。

黄色のコーポレートカラー

マツモトキヨシは少し離れた場所からも
マツモトキヨシの存在が通行人の目に留まるように
するため。黄色は明度が高いので目立ちます。

イエローハットは黄色い帽子を意味します。
これは通学児童がかぶる「黄色い帽子」、
つまり「交通安全」への想いが社名、
および店名の由来となっています。

ニコンはコンセプトは「未知の可能性と信頼
の融合性」つまり、未知の可能性を”連続した光”
として表現したグラフィックエレメントを加え、
当社の使命と意志、そしてお客様の期待に応える
姿勢を表しています。

ドン・キホーテは企業理念が便利さ(コンビニエンス)、
安さ(ディスカウント)、楽しさ(アミューズメント)です。

日本や欧米では黄色は高級感がないとされています。

ドイツポストはドイツを代表する郵便及び物流を
専門とする株式会社です。

16世紀頃、神聖ローマ帝国の役人が郵便事業を
思いつき、配達員に目立つ黄色の服を着せ、
黄色の馬車で配達させたことから、鮮やかな馬車は
宣伝効果としても発揮したとされています。

黄色の象徴

「中国伝統文化」
最初の皇帝の事を「黄帝」と呼びました。
華夏(ファーシャ、中国の古称)文化の発祥地を
「黄土高原」と呼ばれていました。

中華民族ゆりかごの地を「黄河」、炎帝と
黄帝(中華民族の先祖と言われる2人の帝王)
の子孫の肌の色が黄色でした。

また孔子(春愁末期時代の思想家兼教育家)は
「周礼」を守るために、黒・赤・青・白・黄を
「正色」・「上色」に定め、五色を
「仁・義・禮・智・信」に結合させ礼儀作法に
取り入れました。

<秦・漢の時代>
陰陽五行の学説に基づき、水・火・木・金・土
の順番に黒・赤・青・白・黄の五色に合わせ、
それぞれの時代を代表する色彩を選びました。

五行学説の中では、土は水に勝つとしており、
黄色であることから衣服の色も黄色を重んじて
いました。

当時、星の明暗・位置を観察する「星像学者」
は五行学説を星占い術の五方観念と結び合わせて、
黄色が土で中央を象徴し、青が木で東を象徴し、
赤が火で南を象徴し、白が金で西を象徴し、
黒が水で北を象徴
することに定めました。

黄色が五行の中央に位置することから、
中和の色でもあり、諸色の最上、即ち
最も尊い色として、天子の服の色に定めました。

<明・清の時代>
北京が首府となり、黄色はなお皇室専用の色
となります。

民衆が黄色の衣服を身に着ける事は禁止されました。
皇帝が身に付ける服「黄袍」(ファンパウ)、
乗る車「黄屋」(ファンフー)、
通過する道(ファンダウ)、巡回するときに
「黄旗」(ファンチー)を使用し、黄色の織物で
官印を包む
など、黄色が権力の象徴を示すものでした。

西欧では、黄色は「裏切りの色」です。
イエス・キリストを裏切ったユダの衣の色
だったため、中世・西欧では黄色は嫌悪感を
示す色
となりました。

その他、道化師の衣服の色やナチスによる
ユダヤ人を差別するバッチの色などにも
使われました。

「yellow-dog」と言って下等な卑劣なという
意味があります。

1920年代、アメリカで恐慌時に経営者が
労働運動を弾圧するために、労働者が労働組合
に加入しない事や労働組合から脱退することを
雇用条件とする方法を多く用い、この条件を
呑む労働者を「黄色い犬」と呼んだことから
この名がついています。

黄色は警戒色としても使われます。黄色は
視認性の高い色で、特に黒との組み合わせは
非常に目立つコントラストになります。

この「黄色」と「黒」の組み合わせを「警戒色」
と呼びます。

黄色は太陽の色であり、黒は闇夜の色です。
この「警戒色」は日常的に使われていて、
例えば「交通標識」「鉄道の踏切」
「工事現場」

変わったところでは蜂の体色で、毒針を持っていて
危険であることを周りに示しています。

「スマイリーフェイス」も黄色です。
1972年のフランスで新聞紙上で「このマークが
掲載されているページは明るい話題を提供しています」
とアピールするアイキャッチ・マークとして、
新聞記者フランクリン・フラーニによって登場します。

黄色は「注意を喚起する色」とも言われています。
例えば、「黄色信号」「イエローカード」
「黄色いマーカー」などです。

また、「yellow belly」は「臆病者」という意味
もあります。

黄色は「光」も意味します。色彩学者のヨハネス・
イッテンは「黄はあらゆる色相の中で最も多く
光を与えるものである」、「最も輝きのある色
である黄は理解や知識を象徴する」と言っています。

ゲーテは「黄は光に最も近い色」と言っています。

黄色は小学生の「通学帽」「児童用の雨傘」
「レインコート
」などにも使用されています。

黄色は暗いところで目立つ色だからです。

「黄道」も黄色が使われています。黄道とは、
天球上における太陽の見かけの通り道の事です。

黄道は天の赤道に対して23.4度傾いています。
地球は太陽の周りをまわっていますが地球から
見ると、太陽のほうが天球上を動いているように
見えます。これを天動説と言います。

「穀物」も実と黄色くなる事から、「豊穣」「金運」
示しているものもあります。

アイルランドでは、黄色いナンバープレートを
1日3回見るとよい事が起こるというジンクスも
あります。

また黄色は「情報」「知識」も示し、
そのシンボルが「イエローページ」です。

あと、芸術にも黄色は登場します。
「黄色い部屋」を描いたフィンセント・ファン・ゴッホは
オランダからフランスへと渡り、南仏アルルで暮らし始めたころ、
黄色い家を借り、そこで画家ゴーギャンとの共同生活を
実現しようとした前後に描かれています。

第3チャクラ

黄色は第3チャクラです。位置はみぞおち、
を示します。

第3チャクラの主な働きは「個人の力」「意志」
「自らの方向決定」「自制心を支配」
「リスクを受け入れる意欲や能力を注入する」です。

黄色の第3チャクラの課題は「自信が増し、
達成感を促進する」「自分を律する」「知識欲を生み出す」
「他人の心情への理解力や共感を担う」
「腑に落とす(腑に落ちないとは、その情報が
未消化であり、受け入れられないという事)」
などがあります。

ああああああああああああああああああああ
黄色の意味の特徴は「人に惑わされず、
自分で決断する」「意志の力と実行する力」
「人生においての選択と成長に関わる行動を
決める部分」
などがあります。

他にも「信頼」「自信」「自尊の念」
「個人の尊厳」「自分や人を大切にすること」
「決めた事に対する責任」
とあり、
この反対が「脅迫」「批判への反応」「恐れ」
とあります。

色の意味にはポジティブとネガティブがあります。

後、黄色には「権力やパワーの問題」
「個人パワーの肯定的使用」「個人の人格形成」
「個を確立するプロセス(アイデンティティの確立)」
など「個」にまつわる意味が隠されています。

第2チャクラは体験、第3チャクラは消化と言います。
黄色の第3チャクラが下がると、批判に対して過敏に
なったり、自尊心が低くなったり、周囲の出来事や他人に
無関心、無感動になります。

さらに、容姿についてのコンプレックス自分中心の判断
人より優位な立場に自分を置いたり、周囲をコントロール
しようとします。

強い自己主張や常に比較や競争という視点でとらえます。
かつ、自信や意欲の喪失なども見受けられます。


反対に第3チャクラが上がると、自らが持つ力
を発揮
でき、明るく前向きになります。

また、自己理解が深まり、自己肯定感が強まります。

必要、不必要の分別が付き、感情をコントロール
出来る
ようになります。

適切な判断力・実行力が身につき、経験から
学ぶ力が増します。

第3チャクラは自己を確立する力です。
第2チャクラで自分らしい人生を意識し、
自分づくりが始まります。

第2チャクラで学び、認められ、気づき、
個性が芽生え、興味が芽生え、自分の意見が
芽生えます。

この世に唯一の個性、魅力、才能を持った
自分を外の世界に向けて発信していくための
エネルギーであり、「個」という自分の人生を
創造するために、自身を突き動かすとても
パワフルなチャクラなのです。

一人の人間として、どのように自分らしさを
表現しながら外の世界とかかわっていくか

第3チャクラの課題です。

それには、自分を外へ表現する意志と勇気を
得る事と自分という存在を周りに認めてもらう事
が必要です。

第3チャクラには強い意志と勇気、行動力を持ち、
適切な判断力で能力の発揮や目標達成を行います。

知識の習得により喜び、行動、成就し、自分の信念
の形成へ移行し、自信や信頼が生まれてきます。

そして自分が行動したことによって得られた結果
として裏付けされた自尊心が備わっていくのです。

自分も含め、それぞれのユニークさを認める事、
違った環境の中で育つ事により、ユニークな感覚、
思考、行動力
が育まれていきます。

「個」を大事にする黄色。アーティストにとって、
とても大切な色かもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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