カフェギャラリーでの展示の時の注意点

カフェギャラリーでの展示

カフェギャラリーで展示したことがありますか?
カフェギャラリーは展示料金が安価(あるいは無料)
で気軽に展示しやすい展示場です。
駆け出しの画家学生などにも手の届く展示会場でしょう。

カフェギャラリーのメリット①

私も何度かカフェギャラリーで展示したことがあります。
カフェギャラリーでの展示はお客様がゆっくりできるし、
お話も出来ます。販売につながる事も多いでしょう。

お客様もゆっくりお茶を楽しみながら絵画鑑賞という
贅沢な時間を過ごす事が出来ます。

その上作家がいたら、いろいろなお話ができる
というメリットがあります。

久しぶりに会ったお客様ともゆっくりお話しでき、
心温まる展覧会になる事でしょう。

実際、あるカフェギャラリーでは作品が
5枚売れました。購入いただいた方は知り合いと
全く知らないお客様でした。

ギャラリーの手数料を引かれても合計8万
ぐらい利益がありました。

カフェギャラリーのデメリット

ただ飲食を伴う場所とのことで、いろいろな制限
もあるのも否めません。

私の場合は「女性ヌード」ということで
「うちでは飾れない」と言われたことが
3回ほどあります。

やはり飲食を取り扱っているところだと、
あまり芸術的すぎる絵は嫌われる傾向があります。

カフェギャラリーのオーナーの嗜好
よるところが大きいです。

特に田舎のほうのカフェギャラリーでは
「ヌード」は厳禁です。「花」とか当たり
障りのない画風が好まれます。

田舎といっても、東京多摩地区や埼玉でも
その傾向はあります。

私は東京八王子のあるカフェギャラリーで
展示依頼が来て、電話で「ヌードと華なんですが
いいですか?」と聞いたところ「大丈夫です」
とのことで展示に挑んだのです。

しかし、当日絵を持っていくと「ヌードはうち
では飾れない」
と言われてしまいました。

カフェギャラリーは主は喫茶店なので展示には
プロフェッショナルではありません。

「お客様が喜んでくれれば」しか考えていません。
作家の絵を飾って、コーヒー代が上がればいい
思っています。

ですので、あまり主張の強い絵は断られてしまう事
もあります。なんでも展示してくれるというわけ
ではありません。

また、展示道具があまり揃っていない事もあり、
ある程度持ち出しということもあります。

私は八王子のカフェギャラリーではビニール紐で
吊るす
という経験もしたことがあります。

その上、お客様に飲食の代金を支払わせてしまう
というデメリットもあります。

私がカフェギャラリーで展示している時、
たまたま友人が通りかかったので、「中へどうぞ」
と誘いました。

すると「中に入るとお茶を飲まなくてはいけない
でしょう?」
と断られました。

そのカフェギャラリーは絵のみの鑑賞はOK
だったのですが、それはお客様に伝わらず、
私が説明して入ってもらいました。

このように、店舗だと身構えてしまうお客様も
います。こういうケースも考えておきましょう。

カフェギャラリーのメリット②

しかし例外を除いて、総じてカフェギャラリーは
売りやすいです。

お客様はお茶やご飯を楽しみながら、絵を鑑賞できる
というわけですから、心もゆったりとして購買意欲も
増していきます。

また、「販売している」という意図がお客様に
伝わり安いのも特徴です。

画廊のように、買う事に抵抗を感じなくて済むのです。
ですので、在庫整理やちょっとお金が欲しい時などに
利用するのも手段です。

カフェギャラリーの注意点

後、在廊するにはそれなりのお金も必要です。
毎日カフェで何も頼まないわけにはいきません。

お茶とか何か頼むことになるので少し出費が
増える
と思います。

カフェギャラリーの場合、だいたいの知り合い
や友人は入りやすいです。

やはり、敷居の高い画廊だとちょっと気後れ
してしまう人もいます。

その点、カフェギャラリーはゆっくりできて、
作家とも喋れて、絵も鑑賞できるという素敵な
場所
なのです。

さて、カフェギャラリーでのメリット・デメリットが
分かったところで、覚悟を決めて場所探しです。

よく行くカフェがギャラリーだった場合は
とても簡単です。普段からリサーチしておきましょう。

特に思いつかない場合は、インターット
探してみましょう。多分バーなども出てくると
思いますが、バーだとお酒が入ってしまうので、
絵を買う事は少ないです。

しかも、お酒が入っているのでトラブルの元です。

カフェバーのトラブル

私の友人は原宿のレゲエバーで展示を行いました
が、お酒に酔った外国人が「全部買う」と言って
名刺を渡して帰っていきました。

友人は喜んで作品に購買済みの赤丸を付けました。

後日、事務所に電話してみると、「そんなことを
言った覚えはない。契約書があるのか?」
と言われたそうです。

契約書もないし、画廊ではないので守ってくれる
画商さんもいないとのことで泣き寝入りしたそうです。

このようにお酒の場はトラブルが多いです。
私は6点ほど近くのバーに飾ってもらっていますが、
「購入したい」という声があっても、スタッフが
素人なので何も対応できなかったとのことです。

値段も張らせてもらえず、名刺も置かせてもらえず
ただで絵を貸している状態です。

カフェギャラリーのまとめ

このようにフリーランスの画家は舐められることが
多いです。気をつけましょう。

バーでなければ大丈夫ですので、期間を決めて
展示を行いましょう。

カフェギャラリーはスタッフが代わりに売って
くれる事はあまりないので、期間中はできるだけ
在廊しましょう。

結構デメリットもある事が分かってくれましたで
しょうか?

ただ、「売れる」と言って飛びつかないように
慎重に会場選びをしたいものです。

最後に「東京のカフェギャラリー19選」URLを
張り付けておきます。

東京のアートカフェ・ギャラリー併設のおすすめカフェ19選 | thisismedia (thisisgallery.com)

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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