銀座の画廊で個展

銀座の画廊で個展

作家活動をしている人が避けては通れない
展覧会開催

東京、いや日本の中で一番の画廊街は銀座
でしょう。

銀座に画廊は800店舗以上と言われています。

このコロナで閉廊する画廊も増えたようですが、
まだまだ銀座は文化の中心地の座は譲らない
でしょう。

私も1年半に一度銀座の画廊で発表しています。
銀座以外でも行ったことは多々ありますが(外国も含めて)、
やはり銀座のクオリティーはなかなかないです。

来廊する人も評論家・有名コレクター・
美術愛好家・作家
など多くの来廊者が来ます。

1週間で300~400名の方が来廊されます。

自分だけの個展でこれだけの人が来てくれる
なんてすごい事じゃありませんか?

そもそも「個展」というのは、ヨーロッパで
美術団体に落選した人が悔しくて始めたもの
であるそうです。

日本人の中でも、「お金出して自己満足してる」
と思う方も多いと思います。

しかし、私は約20年銀座で個展をしていますが、
その間、直木賞作家の小池真理子氏の
「あなたから逃れられない」の表紙に画廊さんから
推薦されたり、

マレーシアアートエキスポに推薦されて、
完売を4年味わったりしました。

表紙の装丁は、その画廊さんが編集社と
コラボして画廊のHPからデザイナーに
選んでもらうというシステムです。

もちろん、画像権利金もいただきました。

マレーシアは画廊さんがわざわざマレーシアに
出向いて、どんな展覧会か偵察に行きました。

そしてこれなら大丈夫ということで、
かつ私の絵のようなタイプがなかったとのことで、
推薦されました。

おかげで、4年行きましたが、4年ともヨーロッパ人の
セレブが大人買い
してくれました。

マレーシアでの大成功

「I want all your paintings!」と言って
全部買ってくれたのです。

マレーシアアートエキスポでは、S150号などの
大きな作品も200万で売れてました。

1億超える絵もありました。私たちは自分で作品
をマレーシアに運んだので、小さな作品しか
持っていけませんでしたが。

個展がもとで拾ったチャンス

その他、銀座ではありませんが、出版社の方と
個展でお知り合いになって、「日本画ワークショップ」
の本を出版する
ことが出来ました。

もちろん、印税もいただきました。
もうすでにほぼ完売しているので、今後はkindle版しかありません。

まとめ

このように、画廊さんには専門家が
多く集まります。

いろいろなお仕事をもらうことが出来ます。
画廊さんとは仲良くしておきましょう。

貸しギャラリーに支払うお金がないなら、
稼ぎましょう。

銀座だとワンフロアーで月100万は下らない家賃です。
画廊さんも運営しています。

美大生は「お金を払ってまで発表しなくても」
とか言いますが、単に稼げないだけです。

銀座の画廊さんも絵が売れてくれば、企画展示
してもらうことも可能です。

しかし、本当の売れっ子貸しギャラリーでやります。
企画展示だと、売り上げの何%か持っていかれます。

貸しなら100%作家の売り上げです。

この貸しギャラリーというシステムは日本独自
のもので、海外にはあまりありません。

最近、NYに日本人が日本人作家のために
貸しギャラリーを開いているようですが、
NYで個展をやりたい日本人作家からお金を
吸い取るのが目的でしょう。

海外では、気に入った作家を売り出すという
システムが揃っています。

その代わり気に入られるまで大変な努力を
しなくてはいけません。

NYでの個展

私もNYで個展を開くときは、100個のギャラリーに
メールで自分のHPを送りました。

その中で1件だけ相手してくれたところがあり、
そこで個展を行いました。

渡米しましたが、NYで働いている友達に会いに行った所、
「NYで個展できるのは凄い」と言われました。

私は銀座以外ではほとんど企画個展です。

銀座以外の画廊さんは、副職を持っている場合が
多いので、企画になりやすいです。

でも、企画だと売れるとマージンを取られるので、
なんだかな~って感じです。

個展を開くには貸しであろうが、企画であろうが、
DM費というものが発生します。

特に企画は作家の顧客をあてにしているので、
集客は大事です。

高齢の方はメールなどで案内しても来てくれません。
失礼だそうです。

メールやSNSで集客できる作家というのは、
相当実力がある作家であり、若手はDMを
出さないと来てくれません。

しかも作家が20~30代だとお礼状も必要でしょう。
そのお礼状が次につながるのです。

DM以外の集客では、雑誌、インターネット、
新聞、TV、ラジオなどのマスメディアに
取り上げてもらうことがあります。

しかし、地方でならすぐに新聞などに取り上げて
もらえますが、首都圏になると、なかなか取り上げて
もらえません。情報が多すぎるのです。

そこで集客することを焦点にあてた講座があります。
「画家の黒沼」というキーワードで検索してみてください。

いろいろな個展情報が掲載されています。
インターネットでの集客なども役に立つと思います。

画家を目指す全ての人へ

とにかく、個展を開くには覚悟が必要です。
金銭面、技術面ともに伴って完璧に仕上げるということが
大前提になります。

成功すれば、銀座中にあなたの名前が響き渡るでしょう。
作品も売れるでしょう。

あなたの成功を願ってやみません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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