お金がない、絵が描けない

お金がないというのは、非常にストレスです。絵も描けません。

卒業後、ウエイトレスで続けようと思っていたシャンソニエが閉店。

「ミラーボール」の写真

朝4時までのパブでホステスをすることに。

そして、父親の死。朝4時まで働いていたので、死に目にも会えませんでした。

そのあと、大学時代から付き合っていた彼氏が事故。社会復帰が無理になりました。

その1か月後、阪神淡路大震災。私は実家が神戸なので、直撃でした。(当時も現在も東京在住)

ところが、私自身は就職が決まり、晴れて学芸員になれました。

約1年間プータローをしていました。家賃は払えないし、仕送りは大学院の時から切られたし、収入0円の月もありました。

そんな中、絵画なんて描けません。精神状態が悪くなり、気力が続きませんでした。

そして、その年の創画会は見事に落選。恩師に怒られました。

しかし、それからも学芸員の仕事は忙しく、深夜に至るまでにもなりました。展覧会の企画・広報・設置、ミュージアムグッズの制作・販売・受付に至るまで、かなりハードな仕事でした。

4年間、学芸員に従事してそのあとの6年間は絵画制作も同時に始めました。その時、NYで個展を開くことが出来ました。

「ニューヨークの街並みとアメリカ国旗」の写真

NYのギャラリーガイドを見て、100個のギャラリーに作ったHPをメールで送りました。ほとんどが、お断りのお返事でしたが、NYのチェルシーのギャラリー1つだけ相手をしてくれました。そこで、NYで個展を開くことが出来たのです。

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