日本画を描くにはウタマロで床掃除が必要?

日本画を描く前に、ウタマロで床掃除?

日本画を描く時は、掃除が必要なのでしょうか?

かの有名なフランシス・ベーコン「束縛から
の解放」
と掃除を一切しなかったし、葛飾北斎
部屋が汚くなると引っ越しをしていました。

確かに掃除は大変ですし、時間もかかります。

掃除は画家に必要なのでしょうか?私は日本画を
描いていますが、髪が落ちている画面にくっついたり
します。

特になどを押す時、箔の下に髪の毛などが
入ってしまうと、箔を押した後凸凹
なってしまいます。

取ろうとすると箔も一緒に取れてしまいます。

私は、出来上がった作品の側面を水張りテープを
張って綺麗にするのですが、その時も髪の毛が
一緒に貼られてしまう事があります。

やはり、髪の毛は厄介なものです。

その他にも、水張りをするときに、ベニヤ
パネルの側面にヤマト糊を塗った時に一緒に
ごみが付いて
しまったり、

胡粉を作るときごみが混ざってしまったり
といろいろトラブルが起きます。

やはり、絵を描く時はある程度の掃除
必要です。

特に日本画は画面を床に置いて描くので、
ゴミが付着しやすいのです。

ある日本画家は「どうして絵を描くと掃除が
したくなるんだろう?」
と言ってました。

それは、やはり日本画が床に置いて描くからです。

床に置くと自然に床に座るようになります。
そうすると、目線が下のほうに行って、
床の汚れが目につくからです。

普段立って生活していると、床の汚れは
あまり目につきません

しかし、寝転んでみると床の汚れが目につきます。
それと同じ原理です。

画面を立てて描く油絵などは、あまり床の汚れは
気にならないかもしれません。

また油絵はあまり埃とか絵の具に混ざっても
不透明な絵の具なので、それほど気にならない
かもしれません。

日本画は立てたり寝かしたして描くので、
埃も舞うし、ゴミが目につきます。

日本画家はきれい好きでなければいけないようです。

特に、商品として日本画を売る時は、ゴミなどが
付着していたら話になりません。

葛飾北斎は、汚れるとすぐに引っ越していました。
生涯で90回以上引っ越しています。

また、日本画は立てたり、寝かしたりするので、
広いアトリエが必要です。

環境を整えるだけでも、一苦労します。
何年もかかったりします。

また、狭いアトリエはしょっちゅう片づけないと
すぐに散らかってしまいます。

しかし、掃除は労力を使うものです。
「掃除はスポーツだ」という人もいます。

確かにただ埃を取るだけなら簡単ですが、
片付けが入ると大仕事です。

こんな時、便利なのが「ウタマロ」です。
聞いた事はありますか?

フローリングの床などにもこれ1本で
綺麗になります。

動画を添付します。

ウタマロクリーナーで床掃除/フローリングの床拭き – Bing video

これでアトリエはピカピカです。

アトリエの環境作り

私の後輩で、親が資産家アトリエを作って
もらった画家がいます。

アトリエの床の真ん中に自動の扉があって、150号も
アトリエの外に簡単に出せるという優れものです。

親が資産家だということもあって出来たのです。

アトリエの環境作りはなかなか難しいです。
中は広くても、出入り口が狭いと大きな作品は
出ません。

特に作家活動が秀でてくると、大きな作品を
制作することがあります。

その際の搬入・搬出も考えなくてはなりません。

アマチュアで小さな絵を描いて、知り合いに
売るぐらいならキッチンでも何の問題もありません。

しかし、個展大きな作品を描きたくなったら
問題はアトリエです。

広いアトリエはとても魅力的ですが、その分
冷暖房や掃除が大変です。

ある日本画家は制作の前に、アトリエの床
雑巾がけするというのも聞いたことがあります。

それだけで疲れそうですよね。

絵を描くのは大変です。楽しい事ばかりではありません。
掃除やお金が必要になってきます。

特に、日本で絵を描くのはとても困難です。
家も狭いし、アトリエを確保するのが大変です。

私は10年会社員をして、お金をためて中古の
マンションを買いました。

自分のマンションならどんなに汚しても何も
言われないからです。

それで散らかり放題にしていたら、
今度は掃除が大変になりました。

賃貸だと、汚すといろいろ罰金は必要になり、
思い通りに描けないという欠点があります。

それに私は9回も引っ越していて、そのたびに
「絵を描く」というと不動産屋さんも嫌がりました。

買ってしまえば、文句も言われないだろうと思い、
購入しましたが、実は引っ越しをしているほうが
ものを捨てる機会が多くなるみたいです。

ずっと同じ家にいると、どんどん不用品がたまって
きます。広いので大掃除も間に合いません

広いアトリエは欲しいですが、もって見ると
意外と維持が大変というのも現実です。

制作以外にも、掃除、片付け、在庫管理
ど力仕事も多くあります。

ただ、絵が描きたいだけでは、済まされない事も
多々あります。掃除のほかにも事務仕事も多いです。

フリーランスは意外とする事が多いです。

ここで一つ提案ですが、アトリエ掃除は展覧会が
ひと段落したら、一度片づけるというのがいいと
思います。

心の切り替えも含め、アトリエを掃除するのがいいでしょう。

作品を大切にするためにも、アトリエ掃除は必須です。
展覧会終了した後に、掃除をするとなんだかすっきり
します。

毎日掃除は難しいので、このように期限をつけて
やってみるのはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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