第1話の見どころ

今なぜ日本画を学ぶのか?
        ~3:09

日本画が「難しい」「敷居が高い」というのは昔の話。今は便利グッズがいっぱい開発されています。今、日本画に挑戦する人が増えています。
また昨今では4G・5Gが発達して、動画も見やすくなりました。コロナ禍の影響でテレワークやお家時間が増え、若者も趣味を持つことが当たり前になってきました。

山田久美子って誰?         ~4:43

山田久美子は武蔵野美術大学卒、同大学大学院を修了しています。卒業制作は優秀賞を受賞、学生時より日本画壇「創画会」に入選、その他、上野の森美術館大賞展、臥龍桜大賞展などに入選。
ブリスベン国際美術展にて受賞。2025年「燦SAN NYアートフェア」にて受賞。直木賞作家小池真理子著「あなたから逃れられない」

無料特典2 胡粉の溶き方

胡粉もまた膠と同様、日本画には欠かせない画材です。現代ではチューブに入った簡易的なものもありますが、ここでは伝統的な胡粉の溶き方を紹介します。

無料特典3 礬水(ドウサ)の使い方

ドウサも日本画には重要です。麻紙の滲み止めに始まり、岩絵の具が浮いたり、銀箔の焼け止めに使ったり、様々な場面に登場します。ここでは、ドウサの作り方や使い方をご紹介します。

無料特典4 箔の貼り方

金箔、銀箔などの金属の箔は非常に魅力的な画材です。白を貼るのにはちょっとコツが要ります。そのコツをご紹介します。

無料特典5 岩絵の具の使い方

日本画の代名詞ともいえる画材です。自然の鉱物を砕いて絵の具にしているので、非常に綺麗な絵の具です。ここでは、岩絵の具を絵の具として使うときのやり方をご紹介します。

無料特典6 日本画壇のお話

「日本画でやっていくには日本画壇に入ったほうがいいのかな?」と悩んでいる方へのお話です。貴方にとっての日本画壇の考え方が分かるお話です。

無料特典7 銀座で個展を開く方法
日本一の画廊街、銀座。こんなところで個展が開けたらな~?と思っている方。銀座での個展の開きからをお話します。ぜひお役に立ててください。

日本画ワークショップを実際に体験した方の感想

今まで、日本画を見てもその手法を知らなかったので、詳細を楽しめず、単に絵を見るだけでした。
ワークショップを体験してからは、習ったあの手法だわーと深く理解できて楽しめました。
沢山の手法を教えていただき、実際に小さいながらも体験ができたので一度ずつでしたが、少なくとも身体のどこかに残っている気がします。
ミクストメディアに興味があるので、自分の作品に日本画手法も重ねて楽しめたらと思います。特に一つの技法が印象的という事はありません。
全体的に学べた事が有難いと思います。日本画技法が日本画だけに通じるものではなく、他の絵にもいろいろな形で発展的に使えるので、学びとして楽しかったです。山田先生のように素人相手にも日本画手法を教えてくださる所がないのでありがたいと思います。

日本画ワークショップを体験する前と体験した後では、日本画のイメージが大きく変わりました。
気難しく敷居の高いイメージから、拒絶されずにやってみようと思っていいものだと感じました。
このご時世なので少人数でのワークショップを体験させていただき楽しかったです。
自分の作品で「この技法を使って次に何をしたいか?」を考えるのが、ワクワクしました。
今もワークショップで制作した作品には大切に並べています。

日本画ワークショップを体験する前の私の日本画のイメージはとても手間がかかり、繊細な技術や手先の器用さが必要な難しい技法、というものでした。
ですが、ワークショップ体験後は、確かに日本画は少し手間がかかるものの、その手間をかける時間も楽しいのだという事が分かりました。
又、紙や箔を擦ったり、ちぎったり、くしゃくしゃにしたりという工作のようなとっつきやすい一面がある事を知りました。
やる前は技法についてよく知らないので、出来上がりがどうなるかの予想がつかず、ドキドキしながら制作を進めたのが楽しかったです。

F0号サイズの小さなパネルで制作するので、1時間で1作品出来上がるので達成感を味わえました。
また、技法について丁寧に教えていただきながらも、どんな絵にするかは生徒の自由にさせて頂けたのもよかったです。
初めての日本画体験で、自分なりに自由に制作した作品が出来たのは貴重な体験でした。

講師プロフィール

講師:山田久美子(日本画家)
神戸市生まれ、東京在住。武蔵野美術大学大学院聴講生卒(卒業制作優秀賞受賞)
美術学芸員を経て、制作活動開始。NY、銀座、国立、神戸などで25回以上個展開催。グループ展多数。
2001年ブリスベン国際美術展にて「東洋芸術家功労賞」受賞。
2025年「燦SAN 2025 SIACCA ADVENTURE ART NEW YORK」にてシアカ賞受賞。
創画会、上野の森美術館大賞展、臥龍桜日本画大賞展などに入選歴あり。
マレーシアアートエキスポにて4年連続完売、その他アートフェア参加多数。
直木賞作家小池真理子著「あなたから逃れられない」の表紙担当。マガジンランド社より「日本画ワークショップ」出版。
その他「おはスタ」、「エビ中グローバル化計画」などTV出演も経験。
現在は作家活動の傍ら東京都小平市にて絵画教室運営。

<講師よりメッセージ>
日本画は難しい、日本画は面倒くさい、日本画は自由に描けないなど、敷居の高いイメージがあると思います。
しかし昨今では日本画用の便利画材を増え、初心者でも描けるようになってきました。
「日本人が日本画を知らない」、そんな風潮を私は伐根的に変えたいと思います。
現代では、日本画がプチブームになっています。美大でも日本画の学生が増え、また日本画の書籍が良く売れる時代になってきました。
これを機に「日本画は難しくない」という活動を始めて「日本画ワークショップ」の書籍を出版しました。
書籍は飛ぶように売れ、もう在庫がありません。
これからは「日本画」という古臭いイメージを払拭し、「平面絵画」として触れていってほしいと思います。